読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

落書

何かに疲れたときに僕氏が何かを吐き出して現実に帰っていくための架空の場所です。

エジプトきたよ タラータ

現在帰りの飛行機、上海発名古屋便がガラガラすぎて面白いぐらい。名古屋に旅行する人がそもそも少ないのか、JAL使う人が少ないか、たまたまか。いろいろサービス受けやすいから快適でいいんやけど、先ほどまで周りを取り囲んでいたアラブな顔立ちの人たちがいないのが、ちょっと寂しくもある。今日はスーパームーン。飛行機は月の方角に飛んでいて、いま粋な機長さんが、少しだけ左に旋回して回り道し、乗客にも見せてくれた。まるで自分で輝いているみたいに、大きく白く明るい月が見えた。

__

エジプトの子どもたちの躾は大変らしい。エジプトはアレキサンドリアで中学時代を過ごした経験があり、かつ日本で子どもたち相手に英語を教えているオーストラリア人の知り合いが、日本のこどもとエジプトのこどもはぜんぜん違うと言っていた。エジプトのこどもはとにかく自由に動き回りルールをどんどん破るから大変だとのこと。彼いわく、個人差よりも国別差のが顕著にあらわれていると思われると。これもエジプトの環境によるところが大きいんだろうか。大人が平気でルールを破りまくる世界だとやっぱり子どももこうなるってことなのかな。こういうところ詳しい人ー

エジプト最後の方、ヘリオポリスっていう街にいった。カイロの南方向にあるこの古くて新しい街は、カイロ内でも特に富裕層が集まるエリアとして有名で、巨大ショッピングモールにはアメリカのフランチャイズのレストラン等が軒を連ねる。食べ物、洋服ともに価格帯はもはや日本と変わらない、ボーリングや映画館やシュティムレーターなんかもあり、完全なシティライフを味わえる空間がある。最後の数日は、よくこのヘリオポリスに出入りした。

一度来てみると気づくのだが、カイロはスペースが完全に足りていない。車は三車線道路を無理やり四車線にして入り乱れて走る。工学的にはちゃんと線をまもって走ったほうが速いんじゃないだろうか、と思うんだけど、ドライバー達のスピーディにねじ込んでいくテクを見せつけられると、こちらの方が早く流れるのかもしれないと思わされるぐらい。クラクションは緊急用ではなく、自分の存在を知らせるために鳴らすから、カットインするときや脇道から大通りに出るときなどにクラクションを鳴らしまくる、日本でやっていたら完全にDQNな形である。交通ルールは存在するけど存在しない。

家はレンガ作りで、どんどん上に成長していく。後付でバルコニーを自前でくっつけたりもする。商店は道路上にどんどん座席を並べていき、出店ルールなどは定かではない。そうやって形成されるオープンカフェスタイルは、人々の回遊性を高めて収益率を上昇させたり、人々が気軽に交流しコミュニティを形成していく基盤になる反面、雑然とした景観をうみ、道路が埋められるせいで立ち往生させられる車などもいる。

アメリカ等のフランチャイズ店がエジプトに進出するとき、このような雑然としたダウンタウンは、顧客分析も難しく出店交渉も大変。そこでスペースのあるヘリオポリスに、外資フランチャイズが集結した。同時に富裕層も多く居住するようになる。町並みは綺麗で、住人は圧倒的な割合で英語を操り、高学歴高収入である。出会った人は、AllenzやIBM勤務だったり、ドイツ留学を控えていたり、歯医者だったり。ヒジャブ着用率も心なしか低い。

周りは砂漠で街を広げていくのはしんどい。それでもナイル川にそって、カイロは南北に伸びてゆく。