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落書

何かに疲れたときに僕氏が何かを吐き出して現実に帰っていくための架空の場所です。

夏の短期世銀インターン3

今でしょ!はなかなか廃れませんね。しかし僕は、桜木花道による往年の「俺は今なんだよ!」のほうがやはりシックリきます。なにって、今インターンしてる環境は本当に恵まれているなぁと今日改めて思って、俺は今なんだよ!!って気分になったのですが、一方でこれが本当に全盛期にならないように、結果をのこしたいと思うのです。結果でしょ!

今日は失敗もあったけど、出会いが多く、また研究も集中できていい日だった。夜はゆっくりしようと思う…はずだったのだけど。この続きは最下部に。とてもインフォーマティブな日だった。


8月9日
金曜朝はブランチがあってネットワーキングのいい機会。二度目のブランチ。しかも今日は寝坊して朝ごはんを抜かざるを得なかったから、ちょうどよく大量にフルーツを頂いた。まだまだ話したこと無い人、初対面の人の方が多い。世銀のリーガルスタッフは250人超いるんだけど、今はプロジェクトの隙間にあたる夏休みだし、金曜を休みにして三連休を作る人が多いそうだから、基本毎日くるリーガルアソシエイトと忙しい部門の人しかおらず、ブランチ会場には10人前後の人しかいない。まだまだ、出会えてない人はたくさんいる。英語を間違えて失礼なことを言ってしまったことがあってかなり反省した。世銀にきてまで、英語を勉強しろといわれるとか…勉強します。できないものはできないのだから。

LLMの話をいくつか聞けた。ハーバードLLM卒の方は、国際法をあえて専攻せず、変わりに私法と公法をバランスよくとって、卒業の暁には私法方面と公法方面の両方に幅広く就職活動を展開した結果、世銀にちょうどいいポストを発見したという。またNYUのLLM卒の方が言うには、バーを受けるためにはアメリカ国内法の授業を一定数とりつつ単位も多めにとらなければならないが、あまり興味がないし試験受けるのにお金がかかるから辞めたそう。ふたりとも口を揃えたのは、LLMはやはり一定の職業経験を持ってから行くのがよく、またキャリアの観点ではいい方向転換の起点になるとのこと。最初の職場に飽きてきたら、LLMに飛び出してキャリアを捻るのがよいと。日本でこんな考えを持っていたらどこも採用してくれなさそうだが。MBAや他のプロフェッショナルスクールについても同じ事が言えると思う。

DC開発フォーラムのメーリングリストの管理人をされている方とランチをご一緒した。世界の国々の経済指標(Worldwide Development Indicator)を作るデータ部門におられる方で、僕は経済音痴で浅学っぷりを晒してしまったが、気さくな方でざっくばらんに話をして頂けた。日本人で固まってはいけない、を履き違えて、日本人と接触しないように行動していた自分だったが、冷静になれば、同郷の人とのネットワークほど築きやすいものはないのだし、せっかく日本から来たのに日本の皆様にご挨拶しないのも失礼だろうと考え直して。日本の皆様にもご挨拶差し上げて顔と名前を覚えてもらえるように頑張ります。夏休みだけど。

さて、話の内容に戻ると、世銀一般の話と僕のキャリアの相談をさせて頂いた。勝手なイメージで世銀にいるエコノミストは皆Ph.Dホルダーかと思っていたけど、それは違っていて、トップ層は確かにドクターを持っているが、他はそうでもないとのこと。ただし、マスターがいわゆる学部卒のように扱われていて、学部卒だと日本で言う短大出のような扱いで、事務職ぐらいしか得る機会はない。やはり、マスターは実質的な開発の仕事に関わるにはマストのようだ。それから仕事環境についてはやっぱり日本人には慣れにくいという話をしていて、残業しているのはいつも日本人という話も伺った。

世銀の職は基本的にテンポラリーで、いつ仕事がなくなるかわからず、また別のケースでは部署がまるごと無くなったりするなどもあり、安定していなくて、世銀の30代の方々は皆不安と闘いながら仕事しているとのこと。職を失った場合、CVに世銀の職務経験が載っていても大した効果はない。世銀で重要な仕事を残していたり、トップに近いポストにいたりしたのでない限り、単なる世銀の職務経験は評価されない。それは、勘がよければ組織に飛び込むこと自体はそこまで困難ではないからだ。僕のように。だから、持続的なキャリアを作るならば、成果を出していく必要がある。


その後、リーガル部門の日本人の方にも今日はじめてお会いした。日本人はリーガル部門には4人いて、全員が女性。その方は環境法を担当していて、軽く挨拶をさし上げただけだが、とてもよくしてくださった。相談しやすい方ができたのでひとまず安心だ。世銀のリーガルアソシエイトなどに行くのは宝くじに当選するよりも確率の低いことなので、僕が来ていることに素直に驚いているそうだ。僕だってまだ、驚いている。リーガルアソシエイトではない、単なるテンポラリーインターンだとしても。そして、世銀に来るのは本気で優秀な方かラッキーな人とおっしゃった。運も実力のうち、ですよね。僕からは最近の日本の司法界の動向をキャッチアップさせて頂いた。また、ゆっくりお話したい。


仕事もある程度進んだので、よしよしと帰ろうと思ったのだが。著名な反腐敗の国際機関やNGOの戦略を洗うのが今の主な作業で、UNODCという機関、僕のブラインドスポットに入っていた。というか、勝手に甘く見ていた。しばらく覗いて、あまりの情報の集約具合に驚く。計画が大幅に狂った。明日か明後日、どちらか出勤するなどしてまとめ上げなければ。浅学非才な若造は、やっぱり、時間をかけるしかないのだろう。この初歩のミスで、環境は人を急には変えたりしないというアタリマエのこと、また自分の未熟さを感じ入ったので、ちょっと今週末はがんばります。Jack dull boyにならないよう、遊び心を添えて。明日はLibrary of Congressで作業してやろう。
トマス・ジェファソン館、ジョン・アダムス館、ジェームス・マディソン館のみっつがあるらしい。どれにしようかな。この政治家の名前を随所に使う文化(ケネディスクールとか)、カッコよくて好きだけど、アメリカ人はどう思っているのだろうか。