落書

何かに疲れたときに僕氏が何かを吐き出して現実に帰っていくための架空の場所です。

夏の短期世銀インターン1

世界銀行でのインターンが始まり、今日で4日めの勤務を終えた。
振り返りも兼ねて、こちらに近況を挙げます。
思いつくままに書くので散文になりがちですがご容赦を。
ちなみに、インターン開始の経緯を他のブログに書いたのでよければ→前編後編


世銀という環境に最初は戸惑って、果てしなく緊張して、ID発行では英語が聞き取れずにキョドり、その後エレベーターホールでは昇りのスイッチが見つけられなくてキョドるという醜態をさらしていたが、どうやらようやく順応した。

リサーチヴィジットという名目かつ6週間の短期のインターンだから、どんなことができるかと思案していたはいたのだけど、さすが国際機関といったところか、インターンを使いっ走りにすることは少なく、僕の成長につながるような作業を与えてくれる。以下、担当業務についてと組織について。


1 担当業務について

今、2つのチームに所属していて、それぞれでリサーチを任されている。ひとつめはチームと言っても、ある上級ロイヤーの下について所定のリサーチを行うこと。関係する上司は1人だけ。テーマはざっくりと「反腐敗政策の成功例・失敗例とその比較、成功要因・失敗要因の特定。腐敗は公的部門に限り、とくに公的司法組織のものが望ましい」。このリサーチは世界銀行のオンゴーイングな文脈からは多少離れていて、僕の関心とその上司の必要性の一致する分野でのリサーチを投げっぱなしで与えるという形のもの。この場合、通常のリサーチを行なっていては世界銀行にいる意味があまりないし、世銀の書面とかリサーチツールを使うだけでも味気ないので、なるべく多く上司のアポイントメントをとってリサーチの進捗報告を行い、またディスカッションを自分から巻き起こすことで成長の機会としようと試みている。しかし上司が偉すぎて(=忙しすぎて)、ほとんど捕まえられないが。ここでいい内容のリサーチを提供することが出来れば今後に繋がるのでしっかり時間を掛けて行いたい。インテリアムレポートの提出が来週半ばだから、時間がないんだけど、このスピード感が仕事をするということなんだと思って食らいつきたい。

ふたつめはチームでの作業で、リーガルオペレーションチームに所属している。こちらは世銀の各プロジェクトの中に反腐敗やグッドガバナンスの要素を織り込むためにはどうしたらようか、また世銀プロジェクトのなかで腐敗が明らかになった場合に規制をどうかけるかという両面を担当しており、僕はそのチームで取り組んでいる一群のタスクの中から興味あるものを選んで関わる権利を与えられた。純粋にリーガルな仕事を嫌った結果、Drivers of Corruptionというリサーチプロジェクトに関わることになり、目下、教授の用意したドラフトをレビューしつつ、関連する世銀のプラクティスを勉強して本格的なリサーチ始動に備える日々となっている。こちらの本格的なタスク振りは来週初めの予定で、それまでに世銀のプラクティスの現況及び最新の文献の議論動向を抑えることが求められている。次に突然やってくるであろうミーティングでいかに理解度の高さを示すかによってその後の仕事の責任感やスリルが変わってくるだろうから、アウトプットを前提にした準備を進めている。

他には、世銀の他のスタッフに自由に会える?(本当に会ってくれるかは謎、二件送ったがシカトされたのでちょっとむずかしいのかもしれない)貴重な機会なので、日本人スタッフの方や、世銀のブログに登場している人などにメールを送って、多くの人に会ってみようと考えている。


2 組織について

組織についてふたつ。オフィスの構造は官僚的で、ひとつのチームはある程度まとまってはいるものの、それぞれ個室が設けられており、自然な会話は起こりにくい。リーガル部門なのでその作業の性質上、個人作業が多くなるのはわかるが、グループに10数人しかいない小さい組織にも関わらず、僕やその他のアソシエイトと上級ロイヤーたちのフロアが違っていたり、なかなか不便。他のチームの人と知り合う機会は、金曜朝のブランチだけで、それも人によっては来なかったり、忙しそうに一瞬現れてフルーツをかっさらって風のように去っていく人とかがいて、まだ組織の皆とは会えていない。

ふたつめに勤務時間はかなり短い。メールのオンライン状況で誰が来ているかは僕のPC画面からわかるのだが、9時になるまでは人は少なく、また夕方の5時や6時になると半数が退勤している。仕事は完全なプロダクトベースで、規定の日時までに成果物が上がればよし、という考え方だから、本当に3時ぐらいに毎日去っていく人もいる。7時や8時まで残っていると遅いと思われ、いつも遅くまで残っていると作業効率の遅さがバレるようで逆に恥ずかしい、とのこと。6時ぐらいに周りが消灯していくと静かなプレッシャーを感じ、学校の課題もあるので僕も6時前後には帰ることにしている。



そういえば、学校の課題もあって、あと別グループリサーチもまた進んでいるので、なかなか忙しい日々になりそう。ありがたいこと。自由に勉強できるのは素晴らしい。週末はできるだけ観光もしたいけど、この夏の間に一段階レベルアップできるように気合入れていきます。